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頭痛外来に受診する意外な病気、帯状疱疹

2026/3/10

    頭痛外来に受診する意外な病気、帯状疱疹

    横浜市南区で頭痛外来をお探しの方へ
    当院では片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛など専門診療を行っています。

    「頭がさすように痛い」「いつもの頭痛と違う」
    その症状、実は帯状疱疹が原因かもしれません。

    帯状疱疹は皮膚の病気と思われがちですが、本質は神経の炎症性疾患です。
    頭部に発症した場合、頭痛外来を受診するケースは少なくありません。

    特に30〜50代女性では、仕事・家庭・ホルモン変化などのストレス要因が重なり発症することがあります。

    ここでは、頭痛として現れる帯状疱疹の原因・危険サイン・検査・MRIの役割について、ガイドラインに基づき専門的に解説します。


    帯状疱疹とは何か

    帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が再活性化して起こります。

    子どもの頃に感染した水ぼうそうウイルスが神経節に潜伏し、免疫低下を契機に再び活動します。

    病態生理

    ・神経節でウイルスが再活性化
    ・神経に沿って炎症が広がる
    ・神経痛様の強い痛みが出現

    そのため、皮疹が出る前に頭痛だけが出ることがあるのが特徴です。


    頭痛外来に来る帯状疱疹の症状

    よくある症状

    ・片側の頭がさすように痛い
    ・ピリピリ、チクチクする痛み
    ・後頭部の神経痛
    ・頭皮が触れると痛い
    ・数日後に発疹が出る

    三叉神経や後頭神経が障害されると、片頭痛や神経痛と区別が難しいことがあります。


    主な原因と鑑別

    良性の場合

    ・単純な帯状疱疹による神経炎
    ・帯状疱疹後神経痛

    抗ウイルス薬の早期投与が重要です。

    危険な合併症

    まれですが、以下を合併することがあります。

    ・脳炎
    ・髄膜炎
    ・脳血管炎
    ・脳梗塞

    帯状疱疹後の血管炎による脳梗塞は、国内外の神経学会でも報告されています。


    危険サイン(すぐ検査が必要)

    以下の症状がある場合は、早急な評価が必要です。

    ・高熱
    ・意識障害
    ・ろれつ障害
    ・手足のしびれや脱力
    ・視力低下
    ・突然の激しい頭痛

    これらは単なる頭痛ではなく、脳の病気の前兆の可能性があります。


    MRI検査の役割

    頭痛外来では、次のような場合にMRI検査を検討します。

    ・神経症状を伴う
    ・痛みが異常に強い
    ・脳炎や血管炎が疑われる
    ・脳梗塞の危険を除外したい

    MRIでは、

    ・脳実質の炎症
    ・微小脳梗塞
    ・血管異常

    を確認できます。

    「皮膚の病気だから検査はいらない」とは限りません。
    神経症状がある場合は、画像評価が安心につながります。


    何科を受診すべき?

    発疹のみで全身状態良好

    皮膚科でも対応可能です。

    頭痛や神経症状がある場合

    脳神経外科での評価をおすすめします。

    頭痛外来では、

    ・神経学的診察
    ・鑑別診断
    ・必要時MRI

    を行い、脳の危険を除外できます。


    受診の目安

    ・片側の頭痛が続く
    ・頭皮が触れると痛い
    ・発疹が出てきた
    ・いつもの頭痛と違う
    ・不安が強い

    帯状疱疹は発症72時間以内の治療開始が推奨されています。
    早期対応が、帯状疱疹後神経痛の予防につながります。


    帯状疱疹は予防できる? ― シングリックスについて

    帯状疱疹は、ワクチンによる予防が可能です。

    当院では、不活化ワクチン「シングリックス」による帯状疱疹予防接種を行っています。

    シングリックスの特徴

    ・不活化ワクチン(生ワクチンではありません)
    ・2回接種(通常2か月間隔)
    ・50歳以上で接種推奨
    ・発症予防効果は90%以上と報告

    日本感染症学会や各種ガイドラインでも、高い予防効果が示されています。
    特に帯状疱疹後神経痛の予防効果が高いことが特徴です。

    接種を検討したい方

    ・50歳以上の方
    ・過去に帯状疱疹を経験した方
    ・ストレスや疲労が強い方
    ・基礎疾患がある方

    副反応として、接種部位の痛みや発熱がみられることがありますが、多くは一過性です。

    詳しい適応や費用については、診察時にご説明いたします。


    当院の診療について

    井土ヶ谷脳神経外科・内科 頭痛めまいしびれクリニックでは、

    ・頭痛専門診療
    ・神経学的評価
    ・即日MRI検査(必要時)
    ・脳血管リスク評価
    ・帯状疱疹ワクチン接種(シングリックス)

    を行っています。

    頭痛の原因を正確に鑑別し、必要に応じて治療・予防まで一貫して対応いたします。


    まとめ

    帯状疱疹は、頭痛外来に受診する“意外な原因”のひとつです。

    多くは良性ですが、まれに脳炎や脳梗塞など危険な病気が隠れていることがあります。

    「いつもの頭痛と違う」
    「頭がさすように痛い」

    その違和感が受診のサインです。

    そして、帯状疱疹は予防も可能な病気です。
    発症後の治療だけでなく、将来のリスクを減らす選択肢もあります。


    ご相談はこちら

    頭痛や帯状疱疹による不安、ワクチン接種のご相談もお気軽にお問い合わせください。

    井土ヶ谷脳神経外科・内科 頭痛めまいしびれクリニック
    https://www.idogaya-nouge.com

    早期の検査と適切な診断、そして予防が、将来の安心につながります。


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    神奈川県横浜市南区井土ケ谷中町158
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    045-326-6438

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