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片頭痛のトリプタン治療とは?効果・作用機序・副作用を脳神経外科医が解説

公開日|

2026/3/11

更新日|

2026/3/11

片頭痛のトリプタン治療とは?効果・作用機序・副作用を脳神経外科医が解説

片頭痛は、日本人の約8%が経験するとされる代表的な慢性頭痛です。ズキズキとした強い痛みや吐き気、光・音への過敏などを伴い、日常生活に大きな影響を与えることがあります。

その片頭痛の急性期治療として世界的に使用されている薬がトリプタン製剤です。日本頭痛学会のガイドラインでも、片頭痛発作に対する第一選択薬として推奨されています。

横浜市南区井土ヶ谷にある当院の頭痛外来でも、患者さんの症状に応じてトリプタンを含む適切な治療を行っています。
https://www.idogaya-nouge.com/headache-outpatient

この記事では、トリプタンの作用機序、効果、注意点、脳神経外科での診療の重要性について詳しく解説します。


片頭痛とは

片頭痛は、脳の神経や血管の働きが関係する一次性頭痛の一つです。主な特徴は次の通りです。

  • 片側または両側のズキズキする痛み

  • 中等度〜重度の痛み

  • 吐き気・嘔吐

  • 光や音への過敏

  • 動くと悪化する

片頭痛の診断は、国際頭痛分類(ICHD)に基づき行われます。

詳しい片頭痛の症状については以下のページでも解説しています。
https://www.idogaya-nouge.com/migraine


トリプタンとは何か

トリプタンは、片頭痛発作の急性期に使用する特異的治療薬です。

代表的な薬剤には以下があります。

  • スマトリプタン

  • ゾルミトリプタン

  • リザトリプタン

  • ナラトリプタン

  • エレトリプタン

これらは総称してトリプタン系薬剤と呼ばれます。

日本頭痛学会の「慢性頭痛の診療ガイドライン」では、トリプタンは中等度〜重度の片頭痛発作に有効な治療薬とされています。


トリプタンの作用機序

片頭痛では、三叉神経血管系の活性化が重要な役割を果たします。

このとき脳の血管周囲で以下の反応が起こります。

  • 血管拡張

  • 炎症性神経ペプチド(CGRPなど)の放出

  • 三叉神経の痛み信号増強

トリプタンはセロトニン5-HT1B/1D受容体作動薬として働き、次の作用を持ちます。

1 脳血管の過度な拡張を抑える
2 三叉神経からの炎症性物質の放出を抑制
3 痛み信号の伝達を抑える

これにより、片頭痛の痛みを速やかに軽減します。


トリプタンの効果

トリプタンは発作の早い段階で使用するほど効果が高いとされています。

一般的な効果

  • 服用後30〜120分で痛み軽減

  • 吐き気や光過敏の改善

  • 日常生活の回復

ただし、すべての頭痛に有効なわけではありません。

例えば

  • 緊張型頭痛

  • 群発頭痛

などでは治療法が異なります。

頭痛の種類については以下でも解説しています。
https://www.idogaya-nouge.com/tension-headache


トリプタンの副作用

トリプタンは比較的安全な薬ですが、以下の副作用が報告されています。

主な副作用

  • 胸部圧迫感

  • めまい

  • 倦怠感

  • 眠気

  • しびれ感

これらの多くは一過性ですが、症状が強い場合は医師へ相談が必要です。

めまいやしびれがある場合は、脳疾患との鑑別も重要になります。
https://www.idogaya-nouge.com/dizziness
https://www.idogaya-nouge.com/numbness


トリプタンの禁忌

トリプタンは血管収縮作用があるため、以下の患者さんでは使用できない場合があります。

  • 脳梗塞の既往

  • 心筋梗塞

  • 狭心症

  • 重度高血圧

  • 重度肝障害

日本脳卒中学会やAHA/ASAのガイドラインでも、血管疾患がある患者では慎重投与または禁忌とされています。


片頭痛でMRI検査が必要な理由

片頭痛と似た症状を示す脳疾患もあります。

例えば

  • 脳腫瘍

  • 脳出血

  • 脳動脈瘤

  • 脳梗塞

そのため、初めての強い頭痛や症状の変化がある場合はMRI検査が重要です。

当院では院内でMRI検査を行い、脳疾患の除外診断を行っています。
https://www.idogaya-nouge.com/mri


脳神経外科を受診すべき理由

頭痛の原因の中には、緊急性の高い脳疾患が含まれることがあります。

脳神経外科では

  • 神経学的診察

  • MRIによる脳評価

  • 頭痛タイプの鑑別

  • 適切な薬物治療

を総合的に行います。

横浜市南区井土ヶ谷エリアで頭痛に悩んでいる方は、専門外来での評価が重要です。


当院の片頭痛治療

井土ヶ谷脳神経外科・内科 頭痛めまいしびれクリニックでは

  • トリプタン治療

  • 予防薬治療

  • CGRP関連薬

  • MRIによる脳評価

など、患者さんの症状に応じた頭痛診療を行っています。

頭痛に関する詳しい診療内容はこちらをご覧ください。
https://www.idogaya-nouge.com/headache-outpatient


よくある質問(FAQ)

トリプタンは市販薬ですか?

トリプタンは医療用医薬品であり、医師の処方が必要です。


トリプタンは毎日飲んでもいいですか?

連日の使用は薬物乱用頭痛の原因になる可能性があります。一般的には月10日以内の使用が推奨されています。


トリプタンが効かない場合はどうすればいいですか?

予防薬治療やCGRP関連薬など、別の治療法が検討されます。頭痛外来での評価が重要です。


トリプタンはいつ飲むのがよいですか?

片頭痛の痛みが始まった早い段階で服用することが推奨されています。


まとめ

トリプタンは、片頭痛発作に対して高い効果を持つ急性期治療薬です。

  • 片頭痛の第一選択薬

  • 三叉神経血管系に作用

  • 早期服用で効果が高い

  • 血管疾患がある場合は注意

また、頭痛の背景に脳疾患が隠れていることもあるため、MRIによる評価が重要です。

横浜市南区井土ヶ谷で片頭痛に悩んでいる方は、脳神経外科での専門的な診察をおすすめします。


井土ヶ谷脳神経外科の頭痛外来はコチラ
https://www.idogaya-nouge.com/headache-outpatient


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