
公開日|
2026/2/28
更新日|
2026/3/5
緊張型頭痛の予防療法(予防薬)と症状・治療
横浜市南区で頭痛外来をお探しの方へ
当院では片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛など専門診療を行っています。
緊張型頭痛が続くと、「原因は何だろう」「危険な病気の前兆では?」と不安になる方も少なくありません。特に、週に何度も起こる・毎日のように続く場合は、痛みを我慢し続けるより、予防療法(再発を減らす治療)を検討することが大切です。
緊張型頭痛は多くが良性ですが、まれに脳疾患が隠れていることもあるため、症状の経過によっては検査(MRIなど)で確認することが安心につながります。
症状の概要
緊張型頭痛は、頭全体が締め付けられるような鈍い痛みが特徴です。
頭全体が重い、圧迫される感じ
後頭部〜首・肩こりを伴いやすい
拍動性(ズキンズキン)は目立ちにくい
体を動かしても悪化しにくいことが多い
痛みは数時間で治まることもあれば、慢性的に続くこともあります。
主な原因
良性の原因が多い
姿勢不良、長時間のデスクワーク、スマホ操作による首肩の筋緊張
眼精疲労
睡眠不足
精神的ストレス
慢性化では「痛みに敏感な状態」が関与することも
慢性緊張型頭痛では、筋肉の問題だけでなく、神経が痛みに過敏になっている状態(いわゆる中枢の過敏化)が関与することがあります。そのため、生活改善だけで十分に抑えきれない場合は、予防薬を含めた治療が選択肢になります。
脳疾患が原因の頭痛も否定が必要
基本的に緊張型頭痛は良性ですが、症状によっては脳梗塞・脳出血・脳腫瘍などの可能性を考え、検査が必要になることがあります。
注意すべき危険サイン
次のような症状がある場合は、緊張型頭痛と決めつけず、早めの受診が望まれます。
突然の激しい頭痛(今までにない痛み)
しびれ、片側の力が入らない
ろれつが回らない、言葉が出にくい
ふらつき、歩きにくい
意識がぼんやりする
けいれん、強い嘔吐、発熱を伴う
これらは脳梗塞や脳出血などの前兆・初期症状の可能性があります。
よくある疾患との関係(鑑別ポイント)
片頭痛との違い
片頭痛は、ズキンズキンする拍動性、吐き気、光や音がつらい、動くと悪化しやすいといった特徴が出ることがあります。緊張型頭痛と混在する方もいるため、症状の整理が重要です。
薬の使いすぎによる頭痛(薬物乱用頭痛)
市販鎮痛薬を頻回に使い続けると、かえって頭痛が増えることがあります。鎮痛薬の回数が増えてきた場合は、早めに治療方針の見直しが必要です。
検査について(MRIの役割)
緊張型頭痛自体はMRIに写る病気ではありませんが、MRIは「脳に危険な原因が隠れていないか」を確認するうえで有用です。
脳腫瘍
脳梗塞の痕跡
慢性硬膜下血腫
その他の器質的疾患
「頭痛でMRIは必要?」と迷う方も、症状の経過や危険サインの有無を踏まえて適切に判断します。
緊張型頭痛の予防療法
生活習慣・セルフケア(予防の土台)
1時間に1回は首・肩・背中を動かす
画面の高さを調整し、前かがみ姿勢を減らす
軽い有酸素運動(散歩など)を継続する
入浴や温罨法で筋緊張をゆるめる
睡眠リズムを整える
ストレスをゼロにするのではなく「回復時間」を確保する
予防薬(薬で“起こりにくくする”治療)
頭痛の診療ガイドライン2021などでも、慢性緊張型頭痛では予防療法が重要とされています。症状の頻度や生活への影響を踏まえ、医師が適応を判断します。
アミトリプチリン(代表的な予防薬)
慢性緊張型頭痛で検討されることが多い薬です
抗うつ薬に分類されますが、頭痛では「少量」から用い、痛みの過敏性を下げる目的で使います
副作用として次のようなものが出ることがあるため、少量から慎重に開始し、体質に合わせて調整します。
眠気
口の渇き
便秘
ふらつき(特に開始初期)
その他の選択肢(体質・併存症で検討)
デュロキセチンなど(痛みや気分・不安の要素が強い場合に検討されることがあります)
筋緊張が強い場合に、状況に応じて併用療法が検討されることもあります
薬の選択は、年齢、既往歴、眠気の出やすさ、仕事の内容などで大きく変わります。「どれが最適か」は診察で一緒に決めていきます。
予防療法で大切な考え方
鎮痛薬は「回数が増えるほど悪循環」になりやすい
予防薬は「痛い時だけ飲む薬」ではなく、一定期間続けて効果を評価する
生活改善と予防薬を組み合わせると、慢性化を抜け出しやすい
何科を受診すべきか
「頭痛は何科?」で迷う場合、次のような方は脳神経外科の受診が適しています。
脳の病気が原因かどうかを確認したい
MRIなどの検査を含めて評価したい
頭痛が長引いており、予防療法も含めて相談したい
危険サインが少しでも気になる
受診の目安
月に10回以上頭痛がある、または週に何度も繰り返す
3か月以上続いている
鎮痛薬の使用回数が増えている
頭痛の性質が変わった、危険サインがある
「脳が原因かも」と不安が強い
迷う段階で相談していただくことが、結果的に早い改善につながることがあります。
当院での対応
井土ヶ谷脳神経外科・内科 頭痛めまいしびれクリニックでは、脳神経外科専門医が診療を行い、頭痛の原因を丁寧に整理します。
必要に応じてMRI検査を行い、脳に危険な原因がないかを確認したうえで、生活指導と予防療法(アミトリプチリンなど)を含め、患者さんの生活背景に合わせた治療を提案します。
「脳が原因かどうかをしっかり調べたい」という方に向いた診療体制です。
まとめ
緊張型頭痛はよくある頭痛ですが、慢性化すると予防療法が重要になります。危険サインがないかを確認し、必要に応じてMRIなどの検査で原因を整理することで、不安の軽減と適切な治療につながります。繰り返す頭痛でお悩みの方は、早めにご相談ください。
受診のご案内
当院では脳神経外科専門医が頭痛の診療を行い、必要に応じてMRIで原因を精査できます。
「脳の病気が心配」「予防薬も含めて治療を考えたい」という方はご相談ください。
https://www.idogaya-nouge.com

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